K's blog

幸せで豊かな人生のために!

自己呈示、自己開示、そして思考の外在化

自己呈示とは、Self-presentation の訳で、
自分をより良く見せようと呈示(アピール)すること。だそうで、
自己プレゼンという感じか。 でも、自信がない人が虚勢を張るのとは、少しニュアンスが違う。
医師や弁護士、教師などのように、職業がら、自己呈示の機会を強いられる人も多い。
ビジネスマンの多くも、お客様から信頼を得るためには、日々自己呈示を必要としている。
なりたい自分に近づくために「演じる」、「真似る」、という行為も自己呈示となる。
人と関わる社会では、日々自己呈示が必要となり、
皆、多少なりとも、自分自身をイメージアップしながら生きている。
ただ、演じることは疲れる。
理不尽な要求にも笑顔で受け答えしてきた感情労働者は、
ストレスで笑顔が作れなくなったり、メンタル不調に陥ったりもする。

そこで、時には素の自分をさらけ出して、
自己開示することが必要になってくる。
自己開示することで、張り詰めた緊張を解し、ストレスから解放される。
メンターやキャリアカウンセラーが近くにいれば、全てを打ち明けることで、
自分自身を開放できる。(いつでもお待ちしています (笑))

近くに相談できる人がいなければ、
自分で思いのままを紙に書き出すという方法もある。
とにかくいま自分が考えていること、思っていること、感じていることをすべて、
ありのまま書き出す。
いまの自分の感情は?  その感情の原因は何?
本当はどうなっていたかった?  なんで、そうならなかった?
など、思いのまま、正直に、自分の事は棚に上げて、全部吐き出す。
主語は、「自分」ではなく、「問題」にして、
その問題が自分にどんな影響を与えているのかを全て書き出す。

自分の考えなどを外に吐き出すことを、「思考の外在化」という。
「書く」ことは、まさに思考を外在化させることで、
自分が抱えている問題や欲求などを客観視することができる。
日々の生活の中で、自己呈示で疲れたら、自己開示する。
自分の今の気持ち、考えを外に吐き出して外在化する。

ネガティブ感情で思考停止する前に、思考を外在化することで、
本当の気持ちに気づき、やるべきことが明確にできるんだ。